コミュニケーションて難しい

その他
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ルールを作っても問題はおきる

仕事は「ルールを作ればうまくいくはず」という「思い込み」が私にはかつてありました。
段階ジュニア世代で、時代的にも、そのように教育されて育ってきた、といいますか。

特に、「ものづくり」であればそうだろう、と思ってましたね。
しかし、ルールやチェックリストは「混乱」を「ある程度に収束させることができる」だけです。
常に、「突発」で「未知」の領域というものはあります。
制御プログラムの仕事でも、リリースに盛り込む案件が漏れた、なんてことが起こります。
最終物ではさすがにないと信じたいですが、それでも品質チェックのための重要な場面では発生します。
「チェックリストを作る」ということも何度もやりました。
「チェックリストをさらにチェックする」というバカみたいなこともやってました。
しかし、結局のところは、「次のリリースと思ってた」「明日と思ってた」みたいなコミュニケーションエラーがどうしても発生しました。

根本原因は「深いコミュニケーション」が不足してしまうこと、だと考えています。

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コミュニケーションのグレーゾーンが必ずある

コミュニケーションには必ずグレーゾーンがあります
「伝わってない」「伝えきれてない」というものです。

「1対多の会議」では必ず起こります。「聞き手」が話を追っていなかった。
「話し手」がどこに向けて話しているかあいまい、のケースが発生しやすいです。

しかし、「1対1」であってもすれ違いは起こります。「家族間」だって「すれ違い」がおきますからね。
「聞き手」と「話し手」の相性の問題や文化的なものだったりします。「上司」に対して常に「はい」というマインドであると、「あいまいな指示」を「あいまいなまま実行」してしまうことが多々発生します。

「話し手」側の問題:「何を」「誰に」伝えたいのかあいまい。
「聞き手」側の問題:「自分事ではない」「確認することがこわい」「プライドが邪魔する」。
など多々問題があります。

これ、どんな現場でもそうだと思います。こういうことを見事にこなせるようになるレベルが、おそらく、WBC優勝、などにつながるのだと思います。

本質的には一つのことです。
お互いに「自分事として捉えているか?」ということだと思いますね。

中長期的には、そのように現場を育てる。
風土、文化が育っているか。
そこを意識する必要があります。

とはいっても、あるチームが見事に意識があっても、別のチームとはまた違う、というところもあります。
なかなかきれいごとが通用しない世界です。