ファシリテーションの秘訣

その他

ファシリ研修とか受けてもなかなか染みついた風土は変わらないものですね。
「決めきれない」「人は多いけど、肝心な人がいない」行ったり来たりの会議も多いですね。
会議のファシリって昔ながらの「司会者」になりがち。
アジェンダにそって淡々と進めたり。

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ファシリテーターもステークホルダー

『司会』も、ステークホルダーだと私は思う人。
位置づけとして、「それだけ」で飯を食ってるわけじゃなくて、プロジェクトを進めるために今日はファシリやってるだけ、なわけだ。
「どう進めたいのか/どう落としたいのか」の方針をもっていてほしい
そういう意味で「中立」の存在でいてほしくない
研修で習ったようなファシリの「スキル」にかけているのはそこだと思う。
自分の立ち位置。
「時間決め、ゴール決め、アジェンダ決め」という基本に始まり
・ワンセンテンスで言い換える
・議論の幅/深さをコントロールしつつ議論を収束させる
とかいろいろ教わる。
でも、なかなかこの最後が機能しているとは思えない。
なぜならファシリテーターが話が分かってなかったりするから。

「司会」だけで飯食う人が大きな組織には存在してしまうことが問題。
「話がわからないんだもん」があるかもしれない。
だったら、「わかる話」をファシリできる部門に行った方がいいよ、と老婆心ながら思う。
そんな会議だって転がってるじゃない、と。

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ファシリテーター自身が納得できるか

ファシリがうまい人っていうのは議論の幅と深さをコントロールしている。
そうしつつも、自分で納得する方向に落とし込もうとしている。

自分が納得できてなければ、「反対の見方はないのか」「検討が甘いと思う」とか「具体的にはどういうことか」とコントロールしている。
それが幅だったり、深さだったりする。
最後も「自分は納得できたから」という終わらせ方に近い。
自分が分かってないAIを誰かに振る、ということもない。立派なステークホルダー。

こういう「自分もステークホルダーであれ」というのは、スキル研修で教わるテクニックと「いざ実践」で違うところだと思う。
現実は、このファシリが「勉強になる」という名目で「話が分からない人」が振られやすい役どころ。よくないな、と思う。