農産物直売所のPOP戦略:お客様を引き寄せる方法

農業
農産物直売所のPOP戦略
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POPは何のため?

根本的なところですが、POPは何のためでしょう?
わかってるようで知らないこと。
それは、「一番大事なことは値段」ではない、というところです。
「100円」とか「500円」を伝えたいわけではないのです。
「値札とは似て非なるもの」という考え方が大事です。
農作物に限りません。クレープやコーヒーでも同じです。

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POPでアピールすること

POPは値札ではなく、「商品の魅力」を伝えるものです。
魅力を伝えて、「足を止めてもらう」ものです。
そのためには、以下のような要素をいれる「キャッチコピー」が有効です。

  • 「感情」にアピール:「新鮮トマトは香りが違う!」「もちもちの○○!」「ふわふわ!」
  • 「数値」「具体性」でアピール:「おすすめ度No.1」「糖度○○」「3時間で100個売れた」「リコピンたっぷり」
  • 「用途」を伝える:「○○のレシピ」

レシピなどは、お客様から情報を仕入れる、というのも一つの方法です。直売所の強みが出ます

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POPの基本

一般的に、POPは「視覚効果」ですから、以下のようなことも知識として必要です。

  • 手書きが基本:顧客との距離感を近くできます。筆ペンは味わいのある文字を作りやすいです。
  • 統一感:台紙や文字を統一しましょう。POPが多い場合には統一感で情報の整理効果があります。
  • 視線は「中央から全体」ゴールデンゾーンと呼ばれる高さ0.7~1.4mの領域が視線を集めます。特に中央の部分が注目されるため、販促POPは中央に寄せて配置しましょう。
  • 「黒」は高級感:価格帯で工夫するならば、黒台紙を使う、というのも有効です。高級感があれば、小刻みな価格設定でなく、50円単位、100円単位での設定もしやすくなります。黒以外で、模造紙色に赤字は温かみもありますね。工夫してみてください。

上記は一般論にすぎません。
現場を見て考える、トライして考える、という姿勢が大事です。
すべてにPOPをつけてもよいでしょうし、文字量も特に高価格帯なら増やしてもよいでしょう。

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価格以上のことを考える

「特売」など、安さをうたわない場合、価格は最後です。
アピール文句 商品名 値段」です。
「値段 商品名 アピール文句」ではありません。
文字の大きさについても同様です。
価格をうたいたいなら、価格を大きくです。これは「スーパー」でよく見るPOPです。
「直売所」は「スーパー」とはねらいが違いますから、単純にマネする必要はありません。
お客様、場所によって、訴求したいことを強調しましょう。

以上の様に、POPの工夫によっても、売り方をコントロールすることができますし、戦略を考えることになります。

※お気軽にご相談ください。

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