「社員は家族」って本当?──マネジメントの本質を考える

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よく耳にする言葉に「社員は家族だ」というものがあります。
私はこれ、かなり本質を突いていると思うんです。

なぜなら、マネジメントをするうえで「部下は家族のような存在」という前提を理解していないと、長期的に組織を強くすることは難しいからです。

部下は「疑似的な子ども」

家族にたとえるなら、部下は「疑似的な子ども」です。
子どもを育てるように部下を育てる必要があります。

では、「子育てに失敗」するとどうなるでしょう?

まず、ぐれます。
反発したり、モチベーションが下がったりする。
これだけならまだいいのですが
厄介なのは「独立できないままパラサイト」になってしまうことです。

組織の現実──辞めさせられない前提

特に大企業では、「業績が出なくても給料がもらえる」という構造があります。
よほどの問題を起こさない限り、辞めてもらうことはできません。

だからこそ、マネジメントの本質は「選抜」よりも「育成」にあります。

選抜偏重の罠

育成が苦手なマネジャーほど、つい「選抜」に意識が偏りがちです。
できる人を選び、できない人は切り捨てる。
しかし、それでは長期的に組織の力は伸びません。

本当に大事なのは、部下が「自立」できるように、時間をかけて育てることです。
育成は短期的な成果よりも、長期的な組織の健全性を守るための投資。

「社員は家族」という言葉を、表面的な仲良しごっこではなく、本気の育成意識としてとらえることが、これからのマネジメントに求められています。

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