ブランディング

農業
6次産業 ブランディング

本記事は、「ブランディング」の大事さをうたいながらも「ブランディング」の難しさも考える記事です。

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「もの」だけで勝負は難しい

「もの」でシンプルに勝負は憧れる姿勢ですが、実は大変難しいものです。
「卵が先か鶏が先か」に似てます。
「もの」がよくなければ「ブランド」にならない。
しかし、「もの」がよいだけでは「ブランド」に育ちづらい、というところがあります。

地域ブランドを育てたり、個人の場合は、「特徴的」な品質、能性というベースの上に「○○さんが作った」「ぱっとわかる名前」という打ち出し方で「ブランド」を育てることになります。

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ブランドを育てる

「ブランドを育てる」という意味では「レクサス」などはわかりやすいですよね。
「もの」自体の良さ、と売り場も「トヨタ」でなく「レクサス」ブランド。
アフターサービスもレクサス専属の電話オペレータがついたりと。

価格帯はぐっと違いますが、お豆腐もそうですよね。
「製品名」をみると「ああ、この豆腐はあそこが作ってる」とすぐにわかったりしますよね。

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ブランドのストーリーを構築する

ブランディングする際には、ストーリーテリングも効果的。
農家自身の歴史や思い、栽培のこだわりなどをストーリーとして伝えることで、共感を生み出します。
この点についてクラウドファンディングの手法は参考になると思いますし、チャンスがあればやってみるのも手です。
資金繰りに困っているわけでもない大手もやってたりもしますよね。
「感度の高い人」が集まる場に実験的に投入する為です。
口コミも広まりやすく、宣伝効果も抜群、ブランド力の向上にもなる、という効果があります。

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ロゴやパッケージのデザインを考える

ブランディングには視覚的な要素も欠かせません。
ロゴやパッケージのデザインを検討し、視覚的にアピールする方法を探りましょう。
農業パッケージをデザインする専門家に相談するのも効果的でしょう。
また、触感や味覚を全面に押し出す「とろなす」といった名称も参考になります。

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地域との連携を強化する

地域連携も考えられます。
1社でなく複数社連合なども。
出荷量を維持するのにも役立ちますし、ブランドの信頼性を高める一因となります。
「点」ではなく「面で考える」視点ですね。
地域支持の確立につながります。
農林水産省の地域ブランドの資料untitled (maff.go.jp)も参考になります。

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消費者とのコミュニケーションを大切にする

消費者の声を聞きながらブランドを育てていくことも効果的でしょう。
例えば、試食販売する、アンケートをとる、など売り方も一工夫できるでしょう。
消費者との関係構築にも繋がります。
SNSや直売所などを活用して、消費者とのコミュニケーションを大切にしましょう。

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ブランディングだけでうまくいかないことも事実

ここまで言っておいて何ですが、「ブランドを作ればうまくいく」は「幻想」である場合も事実です。
根本に「圧倒的な品質」があればよいですが、「モノだけで売るのは難しい」=「差別化が難しい」という前提がある場合は「圧倒的」ではないですよね。
「レクサス」は「クラウン」を超えるモノづくりです。参入障壁が高く、模倣が難しいですよね。
「普通のトマト」をいかにブランディングしても「ただのトマトだよね」で終ることもあるということです。

「誰もが作れる製品」においては「ブランディング」だけでうまくいくことはない。
「最低限必要なもの」ぐらいのとらえ方で進めるのが考え方としては正しいのではないか、と思います。
うまくはまれば「○○といえば○○印」という「先駆者」的な囲い込みに成功することも考えられます。

※ご相談はお気軽に

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