職場のマネジメントは「2:6:2」で考えると、少し楽になる
職場のマネジメントで悩む人は多いですが、
考え方の軸としてよく使われるのが「2:6:2の法則」です。
これは、組織の人材をざっくり3層に分けて考える考え方です。
- 上位2割:放っておいても成果を出す人
- 真ん中6割:環境や関わり方で伸びも沈みもする人
- 下位2割:成果が出にくく、フォローに工数がかかる人
この構造を理解すると、
「どこに力を注ぐべきか」が少し見えやすくなります。
上位2割は、基本的に“教えなくても伸びる”
まず上位2割。
この層の人たちは、
- 自分で考えて動ける
- 学習スピードが速い
- フィードバックを自分なりに消化できる
という特徴があります。
ここに対して細かく指示を出しすぎると、
むしろモチベーションを下げてしまうことすらあります。
マネジメントとしては、
- 方向性だけ示す
- 任せる
- 邪魔をしない
これくらいがちょうどいいケースも多いです。
本当に大事なのは「真ん中の6割」をどう伸ばすか
マネジメントで最も成果に直結するのが、真ん中の6割です。
この層は、
- 能力はあるが、発揮しきれていない
- 期待される役割が曖昧
- 成功体験が少ない
といった状態にいることが多い。
逆に言えば、
- 役割を明確にする
- 小さな成功体験を積ませる
- フィードバックの量と質を上げる
これだけで、驚くほど伸びることがあります。
組織全体のパフォーマンスを底上げしたいなら、
この6割にどれだけエネルギーを使えるかがカギです。
下位2割に「必要以上に手を入れない」勇気も必要
ここが一番、管理職が悩みやすいところかもしれません。
成果が出ていない人ほど、
- 目につく
- トラブルが起きやすい
- 放っておけない
でも、下位2割に過剰に時間を使いすぎると、
本来伸ばせるはずの6割への関与が薄くなってしまいます。
もちろん、
- 最低限の支援
- 業務上の安全配慮
- 明確な期待値の共有
は必要です。
ただし、「全員を同じレベルまで引き上げよう」とすると、
マネジメントは必ず破綻します。
マネジメントは「公平」より「合理」
2:6:2の法則が教えてくれるのは、
マネジメントは、全員に同じだけ時間を使うことではない
という現実です。
- 上位2割は任せる
- 真ん中6割に最も力を注ぐ
- 下位2割は線を引き、深入りしすぎない
この割り切りができると、
管理職自身も、組織も、ずっと楽になります。
マネジメントは根性論ではなく、設計の話。
「どこに力を使うか」を間違えないことが、一番の近道です。



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