省力化投資補助金で落ちる申請書の典型例【第3回:具体例で見るNGパターン】

補助金

補助金申請で落ちる理由は、
条件未達よりも 「伝わっていない」ことの方が多い です。

ここでは、実際に審査で評価が伸びない
“よくある書き方”を具体例で見ていきます。


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NG① 「売上が上がる」しか書いていない

落ちやすい書き方

本設備の導入により生産効率が向上し、売上増加が見込まれます。

なぜ評価されないか

  • 効率とは何かが不明
  • 数字がない
  • 売上の根拠が見えない

評価されやすい書き方

加工工程において1製品あたり120分かかっていた作業が70分に短縮され、1日あたりの処理能力が8個から14個へ増加する見込みです。

売上ではなく“作業の変化”を書くことが重要です。


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NG② 見積書が「一式」

落ちやすい見積

自動加工機 一式 5,000,000円

なぜ評価が下がるか

  • 対象経費が分からない
  • 妥当性が判断できない
  • 汎用品が混ざっている可能性

評価されやすい見積

  • 本体 3,200,000円
  • 制御ユニット 600,000円
  • 専用治具 450,000円
  • 設置費 200,000円
  • 初期設定費 150,000円

明細がある=説明責任を果たしていると見られます。


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NG③ 工程が変わらない

落ちやすい書き方

現行工程に導入し効率化を図ります。

なぜ弱いか

設備を入れても

  • 人の動きが変わらない
  • 担当が変わらない
  • 作業順が変わらない

と、「置き換え」に見えてしまいます。

評価されやすい書き方

前処理工程を自動化することで、3名体制を2名体制に変更し、1名を検品工程へ再配置します。これにより検品待ち時間を40%削減します。

設備ではなく“人と工程の変化”を書く。


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NG④ 数字が曖昧

落ちやすい表現

  • 作業時間が短縮されます
  • 品質が向上します
  • 効率が良くなります

評価されやすい表現

  • 段取り替え時間 30分 → 12分
  • 不良率 6% → 2%
  • 月間残業時間 45時間 → 18時間

単位がある=審査対象になる
これだけで評価は大きく変わります。


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最も多い本当の失敗

設備を書いて、業務を書いていない。

通る申請は逆です。

業務の変化を書き、設備は手段として書いている。


まとめ

審査で見られているのは「何を買うか」ではなく「どう変わるか」です。設備は目的ではなく、経営改善の手段として書くことが採択への近道になります。

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