需要があるから作る
ジャムはあくまで1例ですが、何を投入するにしても「市場観察」は必要です。
「作れるからジャムつくってみよう」ではありません。
「市場の需要があるから作る」です。
「市場はどうなのか?→調べてみよう」となります。
マーケティング思考
「マーケティング」といっても、「商売勘」以上のものではありません。
構えずに、考えてみましょう。
さて、ジャムについてですが、実際のところ、ジャム消費量は緩やかに減少しています。
「じゃあ、ジャム作ってもダメだ」となりません?
さらに調べてみます。
ジャムは誰が食べているのか?
実は60代以上、70代以上の平均購入が多いことがわかります。
これも、言われてみて初めて「そうなの?」となりませんか?
「誰が実際に消費しているのか?」というデータや、「どうして?」と想像をめぐらすことは大事ですし、面白いものですよね。
ターゲティング
モノを売るには、「誰に売るか?」というターゲティングが大事です。
70代が一番購入しているなら、ターゲットは70代か?
ここは考えどころですよね。
それによってパッケージや価格も変わるでしょう。
70代といえば年金世代、どの程度ジャムに消費してくれるものか?
あるいは、継続的に続くかどうか?
という疑問も続くはずです。
70代なら他に組み合わせのサービスもあるのではないか?
あるいは、30代、40代、50代は伸びしろがあるのか?とさらに考えは進みますね。
データ→仮説→検証→修正
「ジャムの消費量は落ちている」が「砂糖量が少ないフルーツペースト」の消費は伸びている、というデータもあります。
一方で、高齢者は味覚の衰えとともに「甘い味」、「濃い味を好む」というデータも調べれば出てきます。
ここから「壮年層は健康志向」だから「ジャムよりもフルーツペースト」という仮説も出てきます。
「誰に対して提案したいか?」によって商品の打ち出すポイントや味づくりも変わってきますね。
使い方としても、「パンに塗る」→「ヨーグルトに入れる」など市場変化があるでしょう。
市場の観察が必要です。
数字、データを調べ、見えないリンクを関連付ける。
市場に小さなトライを投入してデータをさらにとる。
「仮説」と「修正」を複数繰り返す。
PDCAと同じことです。
この考え方がない投資は危険でもあります。
※お気軽にご相談下さい。
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