製造業の設備投資|判断のポイントと回収期間の考え方

補助金コラム

製造業では、定期的に設備投資の判断が必要になります。

例えば

  • 老朽化した機械の更新
  • 生産能力の増強
  • 自動化による省力化

などです。
しかし設備投資は金額が大きいため

  • 本当に投資すべきなのか
  • どのタイミングがよいのか
  • どのくらい効果があるのか

と悩む経営者様業も多いのではないでしょうか。

この記事では
製造業の設備投資の考え方と判断のポイントについて整理します。


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製造業における設備投資の目的

製造業の設備投資にはいくつかの目的があります。
代表的なのは次の3つです。

更新投資

古くなった設備を新しい設備に入れ替える投資です。

設備が老朽化すると

  • 故障が増える
  • 精度が落ちる
  • 生産効率が下がる

といった問題が起きます。

そのため一定のタイミングで設備更新を検討する必要があります。


能力増強投資

受注増加などに対応するため生産能力を高める投資です。

例えば

  • 新しい機械の導入
  • 生産ラインの追加

などがあります。
売上拡大を目指す場合にはこのタイプの設備投資が重要になります。


省力化投資

近年特に増えているのが省力化を目的とした設備投資です。

例えば

  • 自動化設備
  • ロボット
  • 加工の自動機

などです。
人手不足が深刻化する中で少ない人数で生産できる体制
を作ることが重要になっています。


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省力化投資は取り組みやすい設備投資

設備投資には前述した通り

  • 新規事業のための投資
  • 生産能力を増やす投資
  • 省力化投資

などさまざまな種類があります。
この中でも比較的取り組みやすいのが省力化投資です。

なぜなら今行っている事業の改善という側面があるからです。

例えば

  • 作業を自動化する
  • 作業時間を短縮する
  • 作業人数を減らす

といった取り組みです。
これは既存の製造工程を改善する投資といえます。
つまりすでにノウハウがある仕事を効率化するという特徴があります。


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新規事業の設備投資は難しい場合もある

設備投資の中には
新しい分野に挑戦するための投資もあります。
もちろん成功すれば大きな成長につながる可能性があります。
しかし

  • 市場が分からない
  • 技術ノウハウがない
  • 販路がない

といった状態で設備を導入しても十分に活用できないケースもあります。
設備を導入すれば必ず成功するとは限りません

ミシンからデジタル複写機といったように分野を拡大する企業もあります。
しかし、「キーとなる技術」「差別化できる技術」を見極めなければ
接続していない新分野」への進出はなかなかハードルがあるのが現実です。

実際のところ「新規性」というのは既に持つ「得意分野」のなかで
「こうしたら更にいい」
「ここに応用できる」
「共通化できる」
という気づきから生まれることが多いのです。
これが特許を執筆したり開発してきた実感です。

そのため
設備投資を検討する際には
既存事業の改善から考える方が考えやすいといえます。


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設備投資の効果を具体的に考える

設備投資ではどれくらい効果があるのかを考えることが重要です。
これも、すでにノウハウを持っている肯定であれば比較的検討しやすいでしょう。

例えばある作業で

  • 作業時間:30分
  • 作業者:1人

必要だったとします。
もしこの作業を1日20回行っているとすると

30分 × 20回 = 600分(10時間)

この作業だけで1日10時間使っていることになります。

これが設備導入で10分であれば
10分 × 20回 = 200分
になります。

差は
400分(約6.7時間)です。

作業時間を数字で見ると

  • 人手不足の解消
  • 残業削減
  • 生産能力向上

といった効果が見えてきます。


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設備投資では回収期間も重要

設備投資では
回収期間という考え方も重要です。

例えば
設備価格500万円

設備導入によるコスト削減
年間100万円だったとします。

この場合
500万円 ÷ 100万円 = 5年
つまり5年で投資を回収できる計算になります。

もちろん実際には

  • 保守費用
  • 稼働率
  • 生産量

なども考える必要があります。
それでもまずはどのくらいで回収できるのかを考えることが重要です。

設備投資を売上増加の視点から整理した内容については、
こちらの記事で詳しく解説しています。

👉 設備投資を売上増加で回収する考え方

設備投資の回収は、単に「何年で回収できるか」だけでなく、
売上や利益構造と合わせて考えることが重要になります。


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補助金では5年程度の事業計画が多い

設備投資では補助金が活用できる場合もあります。
多くの補助金では5年程度の事業計画を作成することが一般的です。

そのため設備投資を検討する際には回収期間が5年以内であることが一つの目安になります。

もちろん設備の種類によってはそれ以上の期間になることもありますが

補助金を活用する設備投資では5年程度で効果が出る投資
であることが望ましいケースが多いです。

補助金についてはこちらをご覧ください


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まとめ

製造業の設備投資は

  • 生産性向上
  • 原価改善
  • 人手不足対策

など、企業の競争力に大きく影響します。
設備投資を検討する際は

  • 生産性が向上するか
  • 原価が改善するか
  • 人手不足に対応できるか
  • 回収期間はどのくらいか

といった視点で判断することが重要です。

また設備投資では補助金が活用できる場合もあります。

設備更新や自動化を検討している場合は
補助金制度も確認してみるとよいでしょう
お手軽な補助金診断アプリもどうぞ♪

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