ホワイトカラー不要説
「ホワイトカラー不要」という話がAIの登場からずっと言われてますね。なかでも「管理職」。
リーマンショック以降、だぶついた「管理職」を減らして、「フラット」な組織が推進される流れがありそうです。組織によると思いますが。
「効率」「固定費抑制」の面で、成熟産業において、おそらくこの流れは継続すると考えています。
特に、「エンジニアリング」の部門ではかなりこの流れは顕著ですね。
私が知る組織(大手三社ほど)では、「外向け」の営業系は「肩書が大事」ということで、役職者だらけです。一方で、「技術屋」では役職者がかなり少ない。フラット。
「フラット」さはエンジニアリングの文化に向いたのだと思います。
「エンジニア」の管理職増やした方がいいのでは
最近思うこと。
「技術屋にこそ管理職は必要」
「技術職」って「不満」を内にためやすい傾向があります。
もともと「コミュニケーションが嫌」でこの世界に入ってきたりする人も多い。
するとまあ、プライドの高さとか、いろんなことも相まって、ためやすい傾向があります。
10年もこの体制が続くと「パフォーマンスを発揮できない人」とか「急に転職する人」がびっくりするぐらい増えます。
「不満」とか「キャリアプラン」ですかね。この辺りをきちんと察して一緒に考えてあげる、実は「管理職」の役割として必要なんだと思います。
「管理」の再定義
従来の管理職がこの辺りをきちっと「意識」していたかは、微妙です。しかし「令和」の管理職はこの5年くらいかな、「キャリアプラン」という伝え方を学んでいます。
「不満を察する」という技術は人間的なウェットなものです。こんなところにAIを投入したところ効果は薄いでしょう。今後、「キャリアコンサル」的な立ち位置の役職が求められるのではないか、と思います。
「何するかわからなかった管理職の役割」→「フラットにして削減」→「やっぱり必要だった」→「増加」
こういうサイクルになりそう。だったら面白いですね。