30年のサラリーマン稼業で得たものも厚みがあるということだと解釈して前向きに紡いでみます。
ダメ出しをくらう
「ダメ出し」食らうことってありますよね?
普通に働いてれば、何やっててもそうです。拡大解釈すると「苦労して考えたメニューが売れない」ということもそうだと思います。
でも、こと組織内の「ダメ出し」については、「ちょっと違うんじゃないか?」と思うこともありませんか?
上司:「これやって」
部下:「出来ました~」
上司:「違う!やり直してこいっ!」
部下からすると、「お前の指示が悪いんじゃいっ!」って言いたいですよね。
モヤモヤしますよね。
『指示』不足では?
ビジネス本読んでも「相手の期待値を上回れ」とか「先回り」とか書いてますが、「指示不足だよっ!」ていう一面は否定できませんね。
でも、世のなかそうなんだよな、と思います。私は「理想の上司は存在しない」派ですから。
しかし、上司マインドはこうなっています。
「任せたいんだよ」
上司は「任せた上で付加価値の高いことをやりたい」「やろうと思ってる」のです。立派。
「課の効率を最大化する」とか「新たなサービス開発に向かいたい」とか。
ただ、この段階の仕事をこなせる人も「ぐっ」と減ります。結果的に「さぼってる」ように見えなくもない。
結果、部下からすると、「あいつは指示出しもできないクセにさぼってる」となる。
『任せたい』 VS 『指示出せ』
「任せたい」VS「きちんと指示出ししろ」のせめぎ合いなんですね。
ややこしいのは、「SL理論」を無意識に駆使してて、「できない人にはちゃんと指示を出す」ということもある。
そこの線を誤ると、単なる「えこひいき」でもある。
まあ、そういう場合もある。人間だもの。
「指示」っていっても、映画の軍みたく、「○○時に■■」とかの精度ができる人はいない。
なぜかって、「訓練された」司令官ではないから。
何となくの「コミュニケーション」の中で「資料つくっといて」ぐらいになってる。
フォント、枚数、色とかまで指示することはまずないですよね。
このあたりはフォーマット決めたらできるしそのレベルの組織はいくらでもあります。
でも、資料の目的、会議の目的、ゴールを共有してないこともある。そりゃずれますね。
「部下としてはそういう指示を期待したい」。
なぜなら「意味が分からずに」不評をかうのは嫌だもの。
頭脳で生きる『覚悟』がいる
もうね、これ、しょうがないです。現実に適応しましょう。
特に、「頭脳労働」という分野で上流にいけばいくほどこうなるから。
指示出す側も「心の中」では、「もう、頼むからやってくれないか。俺にも答えはない」が多い。
「たたき台でも出てくればもうけもの」ぐらいの感じがある。
「頭脳で生き抜く」って腹を決めて、「いかに相手の意図を捉えるか」ていう方向を考えた方がいい。「いつかまともな上司が来るはずだ」っていう「受け身」ではなくて。
どこに行っても、明確な指示はないですから。